理論は後からついてくる？！

12/8/1999 by Shigeyuki Seko

応用編

2) リソースファイル

リソースファイルは、画面のデザイン、ボタンの配置等を記述します。
about 画面の表示内容やメニューの項目、ボタンの配置等を変更したい場合にはこのファイルの内容を変更します。

リソースファイルはテキストファイルです。テキストファイルを編集できるエディターで book.rcp という名のファイルを開いて下さい。（Windows のメモ帳でも OK です）
PictureBook の book.rcp の内容を以下に説明します。

// book.rcp
// Ver 0.1 Dec.6 1999
// by Shigeyuki Seko
// seko@jps.net

FORM 1000 at (2 2 156 156)　←　メイン画面です
USABLE
NOFRAME
MENUID 3600　←　下の方にある MENUID 3600 のメニューを使用します
BEGIN
　　TITLE "Picture Book"　←　画面上部に表示されるタイトル
　　FORMBITMAP AT (20 123) BITMAP 6000
　　↑　x=20 y=123 の座標にこのリソースの下部で定義される6000番
　　　　のビットマップファイルstart.bmpを表示します
　　BUTTON "" 　ID 5000 AT ( 20 123 29 26 ) NOFRAME USABLE FONT 0
　　↑　x=20 y=123 の座標に 横幅=29 高さ=26 のボタンを付けます
　　　　ボタンには5000というID番号が付けられます。
　　　　このボタンが押されると5000という値がプログラムに渡され
　　　　このボタンが押された事が特定できます。
　　FORMBITMAP AT (60 123) BITMAP 6001
　　↑　x=60 y=123 の座標にこのリソースの下部で定義される6001番
　　　　のビットマップファイルを表示します
　　BUTTON "" 　ID 5001 AT ( 60 123 29 26 ) NOFRAME USABLE FONT 0
　　↑　x=60 y=123 の座標に 横幅=29 高さ=26 のボタンを付けます
　　　　ボタンには5001というID番号が付けられます。
　　　　このボタンが押されると5001という値がプログラムに渡され
　　　　このボタンが押された事が特定できます。
　　FORMBITMAP AT (100 123) BITMAP 6002
　　↑　x=100 y=123 の座標にこのリソースの下部で定義される6002番
　　　　のビットマップファイルを表示します
　　BUTTON "" 　ID 5002 AT ( 100 123 29 26 ) NOFRAME USABLE FONT 0
　　↑　x=100 y=123 の座標に 横幅=29 高さ=26 のボタンを付けます
　　　　ボタンには5002というID番号が付けられます。
　　　　このボタンが押されると5002という値がプログラムに渡され
　　　　このボタンが押された事が特定できます。
END

VERSION 1 "0.1"　←　プログラムのバージョン番号

form id 3000 at (2 2 156 156)　←　about 画面
modal
begin
　　title "Picture Book"　←　画面上部に表示されるタイトル
　　label "Picture Book program" id 3001 at (30 20)
　　↑　x=30 y=20 の座標に
　　　　Picture Book program と表示します
　　label "Copyright(C)1999" id 3002 at (35 35)
　　label "Zucchini Electronics Inc." id 3003 at (25 50) font 1
　　label "Shigeyuki Seko" id 3004 at (40 65) font 1
　　label "seko@jps.net" id 3005 at (55 77)
　　label "Version 0.1" id 3006 at (54 100) font 1
　　button "OK" id 3100 at (60 135 40 12)
end

MENU ID 3600　←　menu画面
BEGIN
　　PULLDOWN "Menu"　←　最上段に表示されるメニュー項目
　　BEGIN
　　　　MENUITEM "About" 3601　
　　　　↑　最上段のメニューをタップして現れるプルダウンメニュー
　　END
　　PULLDOWN "Page"　←　最上段に表示されるメニュー項目
　　BEGIN
　　　　MENUITEM "Go Start Page" 3602
　　　　MENUITEM SEPARATOR
　　　　MENUITEM "Back" 3603
　　　　MENUITEM "Next" 3604
　　END
END

ICON "booki.bmp"　←　アイコンの画像ファイル

↓　画像ファイルの定義（ここで定義された ID 番号で呼び出される）
BITMAP ID 6000 "start.bmp"
BITMAP ID 6001 "back.bmp"
BITMAP ID 6002 "next.bmp"
BITMAP ID 7000 "page00.bmp"
BITMAP ID 7001 "page01.bmp"
BITMAP ID 7002 "page02.bmp"
BITMAP ID 7003 "page03.bmp"

　

次に C ソースファイルについて説明します。