12/6/1999 by Shigeyuki Seko
4) コンパイル
いよいよ実際にインストールした開発環境を使ってコンパイルします。
Windows 上から bash を実行します。bash は bin の中にありますので、ダウンロードした PictureBook のソースファイルのあるディレクトリまで移動する必要があります。
bash を起動すると、最初のディレクトリは bin の下です。従って以下に示すディレクトリ構造の場合、一つ上にあがって data に入って PictureBook のソースファイルのあるディレクトリに入ります。
実際にはcd ..<RET>
cd data<RET>
cd book01<RET>
(注意:<RET> は Return キー)これで PictureBook のディレクトリに移動できます。
ここで
ls<RET>
を実行します。ls は MS DOS でいう dir です。
するとファイルの一覧が表示されます。目的のディレクトリにちゃんと入っている事を確認してください。
目的のディレクトリに入っている事を確認したらコンパイルする前にmake clean<RET>
を実行ます。すると古い prc ファイル等が消され、新しい prc ファイルを作成する準備が整います。ls コマンドで実際にファイルが消されているか確認してみて下さい。
さぁ、いよいよ実際のコンパイルです。と、言っても難しい事は何もありません。
make<RET>
と打ち込むだけです。コンパイルが正常に行われれば下図のようなメッセージが出て、コンパイルは完了します。 ls コマンドでファイルを見てください。新たに作成された prc ファイルがあるはずです。
Windows 上から見てみましょう。
下図のように新しい prc ファイルが作成されているはずです。もし見えない場合はアイコンが重なっている場合があります。Windows の表示メニューのアイコンの整列等で並べかえて見てください。
ここにある book.prc ファイルを Palm にインストールすれば、Palmware の完成です。