Category Archives: PDA

IR Monitor(PalmOS用アプリ)

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またまた昔作ったPalmOS用のアプリケーションをバージョンアップしました。
このアプリケーション、世の中の赤外線の量をPalmOS機で測定できるという、半分ジョークソフトなのですが、アメリカで人気が高く、いろいろな要望や感想のメールをもらっています。

実際使ってみるとこれがなかなか楽しく、テレビ等の赤外線リモコンはもちろん、液晶モニターや蛍光灯、ネオンサイン、場合によっては太陽にも反応します。
(残念ながら赤外線コタツには反応しませんでした)
このソフトを持っているといろいろなものにPalmを向けて赤外線を測定したくなります。

以前、カメラの修理屋さんから赤外線の距離測定の機能をチェックするのに実用的に使っていますというメールをもらったこともあります。意外と社会の役にも立っているようです。

少し前にTUNGSTENシリーズが発売されたとき、この IR Monitor がうまく動作しないので対応してほしいというメールが殺到しました。とりあえず手元に TUNGSTEN シリーズを持っていないことを言い訳に対応しないでいたのですが、今回実機を使うことができ原因を調べ対応しました。これでやっと要望メールから開放されるかな‥

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高解像度モードに対応し、グラフも積算グラフが表示できるようちょっと機能アップしました。
さて、もう少し動作チェックしてから公開したいと思います。
手元にある TUNGSTEN C では動作していますが他の機種で問題なく動作するかはちょっとわかりません。たぶん大丈夫だと思いますが‥


実際にはこんな感じで使います。
TUNGSTEN Cでもちゃんと動作しています。

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DivDiv(PalmOS用アプリ)

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すいぶん昔に作ったチップ計算用のアプリケーションです。
食事に行った時に、チップとわりかんを計算するために作成しました。
私自身よく使うアプリケーションのひとつなのですが、使っているうちにいろいろと使いにくいところが出てきて、ず~っと気になっていました。
このたびやっと修正しました。

1997年に最初のバージョンを作りましたのでかれこれ8年前になります。
最後にちょっとした修正をしたのが2000年ですから5年間放置したままでした。
久しぶりにプログラムソースを見ていたら、なんだか怪しいところがいっぱいあって‥
結局ほとんど書き直しました。

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今回のバージョンアップで、カラーデバイス及び高解像度モデルにも対応しました。

また機能面でも、顔の表情でチップの多さを表現するDivDiv君インジケーターはそのままに、細かな点をいろいろと改良しました。画面に表示されるキーパットで入力できるようになったほか、直接数値を入力すればリアルタイムで計算されるようになっています。
かなり使い勝手が向上していると思います。

このDivDiv君インジケーター、直感的で個人的にはとても気に入っています。
チップが少ないと困った顔をします。

しばらく使ってみてから公開したいと思っています。

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チップの金額に応じてDivDiv君の表情が変わります。

う~ん、説明書を書くのが面倒だなぁ‥

私の相棒

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私の相棒、PalmOSのCLIe NX80V(写真右)です。

すべてのアドレスデータ、仕事のスケジュール、メモ、会議録、子供の絵、家族の写真、ありとあらゆるデータがすべて入っています。
大げさではなく、本当にこれがないと仕事になりません。

いつも腰のベルトに付けて、肌身はなさず持ち歩いています。
携帯電話を忘れてもこのPalmを忘れることはありません。
このPalmを持っていないということは、何もしない日、すなわち完全なオフの日です。

ここまで手放せなくなってしまうとは、自分でも驚きです。

私とPalmの最初の出会いは今から8年前、1997年にアメリカに滞在した時にさかのぼります。
当時、まだ日本語も使えないPalmは、アメリカのエンジニアの間で、使えるツールとしてかなり普及していました。現地のエンジニアが使っているPalmに興味を持ち、同97年にPalmがOEM供給していたIBMのWorkPad(写真左)をアメリカで購入しました。これが私が手にした最初のPalmです。
このWorkPad、今でもまったく問題なく動作します。

その時のことを今でもはっきり覚えています。
ショーウィンドウに飾られたPalmとIBMのWorkPad。OEMですから中身は一緒で、筐体の色とロゴしか違いはありません。どちらにしようかと迷っていたところ、近くのアメリカ人が近寄ってきて話し掛けてきました。

迷っているのかい?IBMのを薦めるよ。

なぜ?と聞くと、

IBMはサービス窓口に1-800(電話代無料の番号)が使えるからだよ

と言われて納得して購入しました。

購入して、はじめて入力したのはスケジュールに一言

97年 WorkPad 購入

この時入力したスケジュールデータは、現在使っている NX80V にもそのまま残っています。
すなわちこの8年間、データを完全に飛ばしたことが一度もありません。
これこそが今でもPalmを使用している最大の理由です。

もちろんリセットをかけたことは何度もありますが、PCと簡単に同期が取れるというPalmの特徴からこまめにPCと同期し、データは常にPCとPalmの両方に入っていました。さらに機種を変更する場合も基本的なデータはそのまま移行できました。

私がPalmを使っている最大の理由は派手な機能のためではなく、高機能な最近の携帯電話よりもシンプルな基本ソフトとそのデータのためです。
私にとってはPalmはすでにドライバーやペンチのような一番身近な道具です。

これからも私の良き相棒としてがんばってもらいます。
(どんなに酷使しても訴えられませんからね)

クレイドルが故障

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私が愛用しているPDA、クリエ NX80V のクレイドルが故障しました。
充電はできますが、PCとの同期を取るホットシンクができません。

会社に置いてあるスピーカークレイドルでは正常にホットシンクできますので、どこか壊れてしまったようです。現在、予備のケーブルを使ってホットシンクをしていますがやはり不便です。

うう、アメリカにはもう売っていないしなぁ。日本でも入手は困難かもしれません。
今後どんどんアクセサリーとか入手困難になるのでしょうね。
なんだか某メーカーに文句のひとつも言ってみたくなります。

子供のお絵かき

私が作ったPalmOS用のアプリケーションの話題をもうひとつ。
PenPenColというちょっとしたメモをPalmに手書きで書きとめられる、手書きメモソフトも作っています。
私の場合、このアプリは本来の目的であるちょっとしたメモを書き残すのはもちろんのこと、子供のお絵かき用にも便利に使っています。

このお絵かきソフト、レストラン等で子供をお行儀良くさせるのに最適です。
このPenPenColを渡しておけば静かに熱心にお絵かきしています。

また、描いた絵をビットマップファイルに書き出す事ができますので、子供が昔描いた絵を日付付きで保存し、いつでも持ち歩いて閲覧できます。

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上の絵は娘が5歳の頃に描いた絵です。
(自画像だそうです)

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こちらは2歳半の頃に描いた絵です。
(アンパンマンを描いたそうです)

会議中にPalmでメモを取るふりをしながら、娘の描いた絵をみることもできます。
PenPenColのフォーマットが、4年以上の間ずっと変わっていないのは、実は娘の描いた絵を扱えなくしたくないというのも大きな理由のひとつです。

KeyLunchバージョンアップ

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興味のない方にはあまり面白くない話題だと思います。

私は趣味で PalmOS 用のアプリケーションを作っています。今回、ひさしぶりに以前作ったランチャーソフト KeyLunch に手を加えました。

これは標準のランチャーの置き換えソフトですが、実際に使っていると標準のランチャーの方が使いやすい場合もあり、今回の修正で簡単に標準ランチャーに切り替えられるようにしました。

ここで、意地でも最強のランチャーを作るんだと頑張るのが熱いプログラマーなのかもしれませんが、私はそういう意気込みはあまりなく、お気楽に標準ランチャーを頼ることにしました。
使いやすければなんでもいいんです。はい。

できるだけ今までの操作感をくずさずに標準のランチャーに切り替える機能を追加したかった為、切り替え用のボタンは一切追加していません。
ページスクロールに使っているUp/Downボタンを兼用しています。
今までこのUp/Downボタンを押すとスクロールしてページが切り替わり、一番上のページまたは一番下のページまで行くとそれ以上はページがスクロールしなかったのですが、さらにこの限界を越えてUp/Downすると標準のランチャーに切り替わるようにしました。
イメージ的には仮想ページの上と下の端っこに標準ランチャーがくっついているようなイメージです。

実際に使ってみると自分で言うのもなんですがなかなか快適です。
これでかなりストレス無く使えるようになりました。
まだ正式リリースしていませんが、しばらく使ってみて問題がなければリリースする予定です。

KeyLunchは画面をタップすることなくアプリケーションを切り替えることができます。
画面が小さくアイコンのタップが困難な腕時計Palm(Wrist PDA)で特に便利に使えると思いますが、まだ対応していません。
自分で持っていないということもありますが‥
そのうちに持っている方にデバックをお手伝いしてもらって対応したいと思っています。

SONY PEG-TG50/U REFURBISHD

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仕事用でソニーのクリエ、PEF-TG50/U を購入しました。
REFURBISHED品です。
このREFURBISHEDとは、製品として出荷されたあと、初期不良等の何らかの理由で工場に戻り、修理・再整備されて売られている商品です。
通常の新品とははっきり区別が付くように箱のデザインも違いますし、箱にも本体にもREFURBISHEDと明記しています。
一度整備された商品ですから本体にちょっとしたキズがあったりしますが動作としては問題ありません。価格も安く購入できます。
今回のTG50は199ドルで購入しました。
ただ、保障期間は90日間になるようです。その点は購入時に注意が必要です。

TRULY MP301

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TRULY の MP3プレイヤー MP301 です。
Fry’sで256Mのタイプが$149で売っていました。

一見PDA(情報端末)のようにも見えますが、静止画も見ることができるMP3プレイヤーです。
サイズがとても小さく、最初に見たときにとても小さなPDAかと思いドキドキしましたが、実際には単なるプレイヤーでちょっとがっかりです。
機能的にはなかなか盛りだくさんで小型のビューワーとしてはいいかもしれません。

<MP301 Feature>
1.8 inch 64K COLOR Display
Top quality music playback! (MP3,WMA)
MP3 Encoder (Mic or Line-In)
FM Radio tuner & Recorder (MP3 form)
Store up to 30 radio channel with your own choice of name
Photo Viewer (JPG/ BMP/ Truly LGO)
E-Book (ASCII, Unicode, Txt)
Games
Wallpaper / Stylish Themes
Synchronized Lyric display (LRC)
Segment repeat function [A-B]
Compact and unltra light: only 50g with built-in battery

今日のFry’s~小型プリンター

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PalmOSでも使用できる、小型プリンターを購入しました。
価格は29ドルと激安でした。
-SiPix
-Pocket Printer A6
SiPix社のページ
単三電池4本で駆動でき、シリアルケーブルと赤外線経由でPalmOSやPCから印刷できます。付属の印刷用アプリケーションはPalmOS4以前の機種にしか対応していないため、PalmOS5で使用する場合はWebで公開されているシェアウェアを使う必要があります。
A4サイズをA6サイズに縮小して印刷する機能もあるので出先で結構便利に使えます。
このプリンターは感熱紙タイプで専用紙を使うと高くつきますので、私はファックス用の感熱紙を切って使っています。
逆に感熱紙の場合、インクが必要ないのでインクカートリッジのディスコンを気にしないですむというメリットはありますね。

Palmの改造

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以前、PalmOS機は腕に覚えのある人たちが自分たちのアイディアで様々な改造をして、ひとつの文化を形成していました。その中でもカリスマ的存在だったのがモーリーさんでした。
彼は最近 blog モバイル策士サロンを公開しています。
その中で、最近のPalmOS機は複雑かつ小型化が進んでいて以前のような改造ができないと言われています。これを聞いてちょっと寂しい気持ちになりました。
これからは本体が無理であれば外付けハードウェアの自作の時代です。昔、私が作ったPalmOS機による扇風機のような外付けハードの時代でしょう!;-)
この扇風機、画面の上で円を描くと実際に扇風機が回ります。早く円を描くと早くまわりゆっくりと円を描くと遅く回ります。なんの実用性もありません(きっぱり)
こうしたジョークハードに真剣に取り組むのも面白いと思います。人を笑わせることだけを考えて真剣に作っている姿は、それを想像するだけでも笑えます。時間ができたらこうしたハードをまた作ってみたいですね。